
島原市では、高齢や障がい等の理由で、家庭ごみを ごみステーションまで運ぶことが困難な世帯を対象に、ご自宅の玄関先でごみを収集する 「ふれあい収集」を実施しています。
○ ふれあい収集を利用できる世帯
市内に住所を有し、ごみ集積場所へごみを出すことが常時困難な、次のいずれかに該当する世帯です。
・要介護認定を受けている65歳以上の高齢者のみで構成する世帯
・身体障害者手帳、療育手帳及び精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている者のみで構成する世帯
※親族や地域の方またはボランティア等により、ごみ出しの協力が得られる場合は、対象となりません。
高齢者のゴミ出し問題 ~地域でできる支え合い~
■ ゴミ出しがつらくなる理由
高齢になると、体が思うように動かなくなり、ゴミ出しが大きな負担になります。
- 足腰が弱くなって、遠くまでゴミを運べない
- 朝の決まった時間に出すのが難しい
- 重たいゴミ袋を持てない
- 認知症などで曜日や分別方法が分からなくなる
といった理由で、ゴミを家の中にため込んでしまうケースもあります。
■ ゴミ出しができないとどうなる?
ゴミを出せなくなると、部屋の中が不衛生になり、においや虫が発生したり、健康を害する原因にもなります。
また、孤立や心の不調にもつながりやすくなります。
■ 支援の方法いろいろ
このような問題を解決するために、地域や自治体ではさまざまな取り組みが行われています。
● 自治体の「ごみ出し支援サービス」
多くの市町村では、高齢者や障がい者の方を対象に、ごみを玄関先まで取りに来るサービスがあります。
(例:週に1~2回、職員が自宅まで回収に来る)
※市役所や地域包括支援センターに相談すると、利用できるか確認できます。
● 民間の有料サービス
不用品回収業者や家事代行サービスの中には、「ゴミ出し代行」や「片付けサービス」を提供しているところもあります。
● 地域の見守りや助け合い
町内会やボランティア団体などが、ごみ出しの手伝いをすることもあります。
「ついでに出しておきますよ」と声をかけ合うだけでも、大きな助けになります。
■ みんなで支え合う社会に
高齢者のゴミ出しは、「その人だけの問題」ではありません。
地域全体で見守り、声をかけ合い、支え合うことで、安心して暮らせる環境を作ることができます。
まずは、身近な高齢者が困っていないか、気にかけてみませんか?
ちょっとした一言や手助けが、大きな安心につながります。
